意外と知られていない固定資産税の通説

意外と知られていない固定資産税の通説

固定資産税の初歩の事なのですが、家探しをされる方のほとんどが知らない事実:世間一般で言われる固定資産税とは、固定資産税だけのことではありません。
 

一般的には固定資産税と都市計画税を意味します。
 

たとえば、ご実家に固定資産税はいくら?と聞いたときに10万円と答えが返ってきたとします。この中にはほぼ間違いなく都市計画税が含まれています。

固定資産税と都市計画税を分けて言ってくる方はまずいらっしゃいません。
 

不動産業界では‘固都税‘と略して言うのが慣習ですが、世間一般ではなぜか都市計画税も含めて固定資産税と言います。
 

少し掘り下げますが、都市計画税は市街化区域にかかる税金ですので、市街化調整区域等はかかりません。

では、市街化調整区域を買った方が得で良いのか?と思うかもしれませんが、市街化調整区域は、原則再建築が不可であることに加えて、市街化区域の様にインフラ整備がされないことが一般的です。

それによって、ライフラインの費用が通常より高くつくこともあれば、実際に生活として不便になることもありますので、安かろう悪かろうに似た類だと思われた方が無難かと思います。(市街化区域にあれば必ず便利という訳でもありませんが)
 

固定資産税の序章として都市計画税とセットであることを知っておくだけでも十分知識のある方になると思います。